5月4日午後3時55分頃、主要地方道浜田作木線の邑南町戸河内の細谷バス停付近で、通行中の軽乗用車に道路面から約30mの高さから直径約1mの落石が当たり、助手席の女子学生が死亡する痛ましい事故が発生しました。ここに女子学生のご家族をはじめ関係者の皆様にお悔やみを申し上げますとともに心からご冥福をお祈りいたします。島根県土木部によると、5月2日の道路パトロールでは該当個所に異常は確認されていなかったとのことですが、事故発生をうけて斜面防災の専門家による調査を実施するとともに、改めて事故防止委員会を立ち上げ、原因究明と再発防止を検討するとしています。 ところで、県内には平成8,9年に実施した道路防災点検で落石や岩石崩壊、雪崩などの危険性がある箇所2136カ所を要対策箇所として抽出し、平成27年度末までに786カ所の対策を完了したものの、未だ1350カ所が未完了とのことです。島根県は、5月5日、6日に緊急道路パトロールを実施し、異常が見つかれば直ちに詳細調査を実施したいとしていますが、強風下とは言え、晴天時の落石死亡事故が道路行政に対する信頼を大きく損ねたことは紛れもない事実です。ただ、すべての災害を未然に防止することは困難ですが、災害の前兆となる異変を市町村や住民の皆さんの協力で察知し、適切な事前対応を行うことで被害を軽減することは可能です。今回の悲惨な事故を教訓として、知事部局が一体となって、腰を据えた対応を求めたいと思います。