4月24日、松江市の熊野大社で第12回出雲國神仏霊場合同祭事世界平和祈願祭が執り行われました。平成16年12月に「ご縁」を尊び、「和」の心を世界に発信すべく、島根・鳥取両県の20の神社仏閣が連携して「出雲の國社寺縁座の会」を設立され、神仏や宗派を超えて出雲國神仏霊場とする社寺の巡拝や合同祭事が行われており、平和祈願祭は平成17年から毎年春に開催されています。舞殿でわらく太鼓の奉納がされた後、熊野大社の社殿には20社寺の神官、僧侶と溝口知事などたくさんの参詣者が集い、斎主の祝詞に続いて平和への唱え言葉を奉唱しました。また、先の熊本地震の犠牲者追悼と地震の収束、被災者の救援、早期復興があわせて祈願されました。祭事の終了後には、社寺縁座の会の名誉座長を務める出雲大社の千家尊祀宮司の「お互いの違いを認め合う『和譲の心』こそが、戦争やテロをなくす礎です」とするメッセージが紹介され、島根県の溝口知事、鳥取の林副知事、松浦松江市長が挨拶しました。来年の合同祭事は開山1300年の大山寺で行われる予定とされています。