4月18,19日、平田商工会議所(大島治会頭)では、議員研修で海上自衛隊舞鶴地方隊本部を訪問し、菊地聡総監(海将)を表敬するとともに施設見学を実施しました。また、日本三景の「天橋立」などの観光名所を数多く持ちながら赤字で運営が困難となったローカル鉄道の「宮舞線」「宮豊線」「宮福線」を、平成27年4月1日から上下分離方式により第三セクターの「北近畿タンゴ鉄道」から、高速バスを運航するWILLER TRAINS株式会社が出資して運営する「京都丹後鉄道(丹鉄)」を視察し、試乗しました。丹鉄は車窓からゆったりと景観を楽しめるよう、ソファ席、カウンター席など異なるタイプの座席やサービスカウンターなどが配置された「くろまつ号」「あおまつ号」「あかまつ号」などの観光列車の運行や地域のこだわり食材で作られた料理が途中駅のホームで提供されるサービスが評判となっており、鉄道を地域資源として活用する取り組みは、人口減少による利用客の低下に直面する赤字ローカル線の生き残り策のヒントになると感じます。ただ、4月20日は二十四節気の「穀雨」。穀雨は穀物の成長を助ける雨のことで、『暦便覧』に「春雨降りて百穀を生化すればなり」とあるように、田畑を耕す農作業が本格化し、田植えに向けた準備の時期となりましたが、丹鉄の車窓に映る田畑の多くは耕作放棄地で、荒廃農地の風景が続く様には胸が痛みました。