「桜」は日本を代表する花であり、私たちは「桜」イコール「日本」とイメージしますが、先日、羽田空港の観光案内所で「韓国の桜ツアー」と書かれた旅行パンフレットを見かけました。ドラマ「冬のソナタ」のロケ地である南怡島は、ソウルの北東約50kmにある北漢江のダム建設によって生まれた総面積約14万坪の半月型の島ですが、四季折々の豊かな自然を求めて韓国内外から年間300万人が訪れる人気観光地として知られ、知人から春は桜が美しいと聞いていました。ところが、パンフには、世界遺産・仏国寺や半月城慶州遺跡がある韓国・慶州には約20万本の桜が植えられ、鎮海の安民道路には約5.6kmに渡って桜並木が続き、鎮海全体では約34万本とあり、さらに、ソウルには国会議事堂の裏手約1.7km1400本の桜並木があり、慶熙大学 や昌慶宮、山湖水公園などにもたくさんの人々が花見に出かけるとの情報には、話半分としても、正直、驚きました。ちなみに、日本の桜の名所である奈良の吉野山で約3万本ですから、そのスケールには雲泥の差があります。調べてみると、韓国は1997年の通貨危機をきっかけに、外貨獲得政策としてインバウンド観光の取り組みが強化され、桜を観光商品として位置づけ、戦略的な取り組みを進めた結果、外国では「桜の名所は韓国」という評価を得たようです。気がつけば、いつの間にか2番手、3番手になっていた。そう珍しいことではありませんが、桜が韓国とは・・・・。