官公庁や企業の定期人事異動の時期となりました。発令の内示に欣喜雀躍し、満面笑みの人あれば、期待した内容と大きく異なり、悲歌慷慨し、落胆する人もあるでしょう。『知致4月号』には、中国北宋の史家である欧陽修の著した『相州昼錦堂記』にある「夷険一節」が紹介されています。「夷険」は土地の平らな所と険しい所の意で、太平と乱世を表し、「一節」は節操を変えないことですから、意味するところは、「平和で順調な時でも、乱世で逆境な時でも、志に従い、節操を貫くことが大切である」ということです。一般的に、幹部の人事考課は堅実性が重視され、積極果敢なチャレンジは著しい効果の発現時にのみ評価される例が多く見受けられます。例えば、島根県のように「百年河清を俟つ」ごとく、「国の子育て支援や定住対策などへの財源措置を確認してから、事務事業に着手する」という姿勢が『将来の財政リスクに備えるために必要』と評価するのか、『スピード感の欠如によって政策効果を半減させている』とするのかでは、評価は全く異なります。平成28年度は総合戦略の端緒となる年であり、
新しい布陣で、果敢かつ粘り強い取り組みを期待したいものです。
新しい布陣で、果敢かつ粘り強い取り組みを期待したいものです。