3月20日は二十四節気の春分。『暦便覧』に 「日天の中を行て昼夜等分の時也」とあるように、昼夜の長さがほぼ同じとなり、冬眠をしていた動物たちが動き始め、生命の息吹を実感する時期となりました。卒業式に象徴されるように、日本では年度末の社会の新陳代謝が行われ、あちこちで悲喜交々の情景が見られます。わが家の庭では、例年よりもずいぶん早く、ソメイヨシノが咲き始めました。春分にあたる日は、祝日法に「自然を称え、将来のために努力する日」と定められた国民の祝日ですが、古来から春の訪れを祝うとともに、「彼岸」として祖先に感謝し、祭祀を執り行い、墓参りをする風習があります。牡丹餅をいただき、先人からいただいた「生命」に思いをいたし、生きていることに感謝する日としたいものです