3月16日、島根県議会2月定例会は本会議が開催され、知事提案の平成28年度島根県一般会計予算など81件と島根県副知事の同意など人事案件2件、議員提案の「離島航路の運賃低廉化を求める意見書」1件の合計84議案を原案の通り可決して閉会しました。この日に上程された人事案件では、任期満了となる小林淳一副知事の後任に藤原孝行教育長が選任同意され、新しい教育長に鴨木明地域振興部長が任命同意されました。藤原新副知事は「島根県の発展のために『チーム島根』で取り組みできるよう頑張る」、鴨木新教育長は「子どもが個性豊かにのびのびと育つ環境づくりに邁進する」とそれぞれ抱負を述べました。退任する小林副知事は「議会と執行部が力を合わせて県政の懸案解決にあたられるよう願っている」と挨拶しました。島根県は平成28年度から総合戦略に定める人口対策が本格化するわけですが、厳しい財政状況下での事業実施にはスクラップアンドビルドの徹底による効果が見込める分野への重点投資が欠かせません。議会の閉会にあたって発言を申し出た溝口知事は「『子育てしやすく、住みやすい地方の先進県しまね』の実現を目指して全力を挙げる」と述べました。次回の平成28年5月定例会は、5月25日から6月17日までの予定です。