1月29日、出雲市平田文化館で第11回雲州ひらたスポーツ振興大会が開催され、平成27年に全国や島根県などの各種スポーツ大会で優秀な成績をあげた平田中学校陸上部の山岡竜也さんや平田高校女子柔道部の佐々木ちえさんなど個人67人と平田スイミングスクールなど15団体が優秀競技者として、永年に亘ってスポーツ団体の指導者や役員として尽くした仲田和夫さんなど6名(1名は特別功労)が功労者として表彰されました。森脇良治出雲市体育協会平田支部長は「今、世界中に、日本の『UNDOUKAI』が普及しつつある。2020年の東京オリンピックでさらにこの流れが加速するだろう。スポーツの普及は地域に元気と活力を与えるが、原点は運動会だ。昨年、優秀な成績を残した皆さんは、更なるステップアップを図ってもらいたい。」と挨拶しました。式典後には、前出雲市陸上競技協会会長の岩崎巌さんが『わくわくドキドキ元気よく』とする講演を行いました。岩崎さんは、ハンマー投げの名選手として知られていますが、指導者としても大和中学校の校長時代に砲丸投げで日本一の選手を育てるなど島根県内で中学校教員として陸上競技の選手育成に尽くし、出雲駅伝の創設にかかわるなど島根県陸上界の重鎮です。近年は難病によって視力が著しく低下しながらも、障害を趣味のハーモニカ演奏で克服し、精力的にボランティアでの演奏活動をされる様子がNHK-TVで取り上げられました。「朝起きたら、完全に視力を失っている日が来るかもしれないが、支えてくれる妻と前に向かってチャレンジする日々は、陸上競技の練習をしている時と同じだ。『出来なかったことが出来るようになる喜び』が毎日の自分を支える縁(よすが)である。」と話しました。