旧暦の10月10日である11月21日夕刻(午後7時)、出雲市大社町の稲佐の浜で、1万人近い参観者が見守る中、全国から八百万の神々をお迎えする神迎神事が執り行われました。弁天島近くに設えられた神域の篝火に向かって祝詞が奏上された後、改めて、出雲大社神楽殿で神事が執り行われました。神々は境内の十九社に28日の神等去出祭まで逗留されますが、この間、出雲地方では「お忌みさん」として歌舞音曲を慎み、神議の邪魔をしないようにとする習わしがあります。また、11月23日には皇居で新嘗祭が執り行われ、天皇陛下が今年収穫された穀物を神殿にお供えされますが、出雲大社でも、今年の収穫に感謝する献穀祭が執り行われます。今年は、神在行事の斉行中の献穀祭となり、例年にも増して参拝者が多いのではと思います。ところで、日本中の神々が出雲にお越しになった各地の神社では、神々の留守中の神事をどのように執り行うのかと聞いたところ、「留守番の神を置いている」「特別の場合はお帰りいただいている」などとのお答えがありました。