このところ一雨ごとに気温が低下し、秋の深まりを感じますが、深紅に染まるイロハモミジの紅葉が美しい山陰屈指の古刹である鰐淵寺の境内もずいぶん色付きを増してきました。今年は9月下旬から11月上旬にかけて晴天が多く、乾燥したことからか、紅葉の名所はどこともイマイチの観があります。鰐淵寺の紅葉は川端の山門付近から色づき初め、石段を登るように紅葉していくのが特徴で、根本中堂あたりの紅葉は11月下旬がピークです。寒暖の差が大きいほど紅葉の色は鮮やかになりますから、これからの時期が楽しみです。鰐淵寺は本年3月にご本尊のご開帳があり、また、近年、専門家によって境内の発掘など歴史的な調査が行われていましたが、国の文化財審議会は、寺の境内約287㌶について「中世以降の山岳仏教寺院の形状・景観を残す遺構・遺物がある」として、近く、文部科学大臣に対して国の史跡に指定するよう答申される見込みのようです。