9月13日、東京・両国国技館で大相撲秋場所が始まりました。初日の話題をさらったのは、横綱白鵬を寄り切りで下した小結隠岐の海で、13回目の対戦で懸賞50本を手にしました。親方の逮捕や夏場所後に部屋が耐震不足で使用禁止になり、出稽古を強いられた白鵬の調整不足を不安視する声はあるものの、秋場所の大本命が横綱白鵬であることに変わりはありません。隠岐の海は、新関脇の春場所で初日から4連敗、けがで休場と最悪の結果だっただけに、返り三役の今場所は心中期すものがあると思います。横綱白鵬との相撲は、おっつけて白鵬の右差しを封じ、引きに乗じて左を差し、さらに巻き替えて一気に寄り切るという、横綱に全く付け入るスキを与えない完勝で、テレビ解説の北の富士や舞の海が絶句したほどのすばらしい内容でした。隠岐の海にとっては、これ以上ないほど、幸先の良いスタートをきった秋場所ですが、本人は「1勝は1勝。15日間終わって、これをいい1勝にしないとね」とコメントしたとあり、浮かれたところはありません。2日目の取り組みは大関照ノ富士で、月曜日は新聞休刊日ですから、火曜日のスポーツ欄が「隠岐」の活字で踊ることを期待します。