9月8日は二十四節季の白露。暦便覧に『陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也』とあるように、暑さも少しずつ収まり始め、草花には朝露がつくようになるという意味があり、日暮れが早く感じられ、稲穂やススキが黄金色に輝き、稔りの秋を実感する季節到来です。 ただ、この時期は、大気が不安定になりやすく、秋雨前線や秋の長雨と言われる大雨で大きな災害が発生することは少なくないので要注意。また、9月9日は「重陽の節句」。別名、菊の節句とも呼ばれます。重陽の節句の起源は、古来で奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を、「重陽」として祝い、この時期に咲く菊の花が不老長寿の薬とされていたこともあって、重陽の節句には菊酒で邪気を払い長命を願うという風習があったとされています。日本では平安時代に「重陽の節会」として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日に、庶民の間では「栗の節句」と呼ばれ、栗ご飯などで節句を祝ったと伝えられています。明治時代に旧暦から新暦に移り、9月が菊が咲く時期ではなくなったこともあって、桃の節句や端午の節句ほど庶民になじみの深いものではなくなったように感じます。