テニスの全米オープンが8月31日(日本時間は9月1日)から開幕し、直前の世界ランクで4位にある錦織圭選手は堂々の第4シードで出場します。昨年のこの大会で準優勝してからの錦織選手は、まさに「疾風怒濤」のごとく世界ランクを駆け上がり、4大トーナメントの制覇も夢ではないと言われています。また、9月13日から東京両国の国技館で開催される大相撲9月場所の番付には隠岐の海が小結に返り咲き、結婚を機に一皮向けたと評価される関取の活躍に期待がかかります。加えて、体調不良でしばらく休養していた将棋の里見香奈女流2冠は、復帰後の女流棋戦で前人未到の21連勝を記録し、今秋の3段リーグから奨励会に復帰すると報じられました。女性が性別を超えて一般社会で活躍することはそう珍しいことではなくなりましたが、辛い経験を乗り越えた里見さんには、是非、女流棋士の第1人者からさらに飛躍し、新しい歴史を開いてほしいと思います。世界陸上では女子1600mリレーの第1走者で松江商業高校出身の青山聖佳選手が第1走者として快走、4着でバトンを次走者に渡し、初めて3分30秒の壁を突破する日本記録更新に大きく貢献しました。いよいよ、リオオリンピック・パラリンピックまで1年となりましたが、各競技で南米を目指す島根県出身のアスリートにも期待したいと思います。