8月13日は久しぶりに雨となり、連日の猛暑が一段落となりました。暦では立秋を過ぎましたが、日照り続きで、植物には待ち望んでいた恵みの雨となりました。ところで、甲子園では100周年となる高校野球の熱戦が続いていますが、8月11日、島根県代表の石見智翠館高校はあと一歩のところまで追い詰めながら、沖縄興南高校にサヨナラ負けし、同じ日の第1試合には鳥取城北高校が出場し、鶴岡東高校に9-6で敗れており、山陰勢はいずれも緒戦敗退となりました。新聞各紙は善戦健闘をたたえますが、智翠館ー興南戦の勝敗を分けたのは、外野からのバックホーム(返球)の精度で、8回表2死での石見智翠館の2塁走者が本塁で刺殺され6点目を逸したのに対し、9回裏の興南は、1死2塁で右翼前安打、2死2塁で左翼前安打を得点しました。いずれも浅い当たりで、『ふだんの練習通りに』正確な返球をすれば得点は防げたはずですから、極めて残念な敗戦でした。テレビの解説者は「実力は五分。勝敗を分けたのは、勝ちへのこだわりの差」と述べましたが、日ごろから試合を想定した練習の反復、いわゆる土壇場のイメージトレーニングが全国を勝ち抜く条件であると感じました。