6月8日、島根県議会6月定例会は中山間地域・離島振興特別委員会(洲浜繁達委員長)が開催され、平成23年度に策定され、24年度から27年度の4年間に実施されている第3次中山間地域計画の執行状況および隠岐世界ジオパーク活用推進に関する提言の概要などについて地域振興部から説明を受けました。高齢化と過疎化の進行が著しい県内の離島や中山間地域では、集落単位の生活圏を構成することが難しくなっており、島根県では地域運営の主体を公民館(旧小学校区)エリアを基本として、市町村と連携しながら防災や買い物、営農、高齢者の見守り、草刈り、冠婚葬祭、鳥獣対策など、様々な活動支援のあり方を検討するとともに、自己完結が極めて難しいと考えられる20地区に集落支援員などの派遣を行っています。また、隠岐諸島の世界ジオパーク登録から5年となることから、隠岐地域の自治体や島根県、環境省などからなる検討会議で、県内小中学生に対する学習機会の提供やガイドの養成、映像・展示施設の開設などが提言されました。委員間協議では、今後の特別委員会で取り扱う事項について、本年が平成28年度から31年度にかけて実施される第4次中山間地域計画の策定年度となっていることから、人口動態や高齢者の年齢分布などを加味しながら、詳細な検討を行うこととしました。