雲州わがとこテレビの愛称で出雲市の平田地域を放送エリアとして事業展開するひらたCATVの開局10周年記念式典が7月3日、出雲市内のホテルで、自治体や株主、放送番組に携わる関係者など130名余が出席し、盛大に開催されました。「輝きをます未来の創造」を社是に掲げるひらたCATV株式会社(石原俊太郎代表取締役)は平成14年に設立され、平成16年、有線テレビ放送事業の認可を受け、平成17年7月1日に開局しました。開局時期に市町村合併や平田地域の情報伝達を担ってきた市営有線電話が老朽化により廃止されたこともあって、当初からの接続率がサービスエリアの80%を超え、デジタル化やインターネット、携帯電話のモバイルサービスなど時代の要請に応える順調な運営を続けています。石原社長は「設立時、10人の発起人の平均年齢は38歳。合併を決めた地域の元気を次代に伝えようと事業に取り組んだ。多くの皆さんのご支援と加入者の皆さんのおかげで10周年を迎えた。これからも『わがとこ』があって良かったと言ってもらえるよう、役職員一丸となって頑張る。」と式辞を述べました。主賓の黒瀬中国総合通信局長は「8000世帯足らずのエリアながら地域密着で順調な運営をしているひらたCATVに敬意を表する」などと挨拶し、小林島根県副知事、長岡出雲市長、今岡島根県ケーブルTV協議会会長が祝辞を述べました。番組審議会顧問の映画監督錦織良成さんは「開局当時、役員諸氏から『志』と書かれた名詞で挨拶を受けたことは鮮烈だった。どうか、地域にかける熱い思いを視聴者の皆さんに届けてほしい」と結びました。