5月14日、国営緊急農地再編整備事業の実施をめざす出雲市の宍道湖西岸地域(灘分・西代・国富中村・布崎)の住民で組織する宍道湖西岸地区農村整備推進協議会(多久和修一会長)の総会が開催されました。本年度から、中国土地改良調査管理事務所は島根県、出雲市、JA、地元住民による地域整備方向検討調査委員会を組織して、営農計画や区画整理、暗渠排水、能動整備などについて概略検討を行っており、早い段階で地区調査に移行できるよう、先ごろ専門委員会も設置されたと聞いています。多久和会長は「限られた時間の中で、『将来に希望の持てる農村を残したい』という私たちの思いが、小異を克服させ、営農プランとして具体化できたと考える。前途は決して容易ではないが、一丸となって地区調査の採択に向けて頑張ろう」と挨拶し、中四国農政局の林康夫農村振興課長は「この地域の農地整備は、農地の土地利用を計画的に再編、担い手への利用集積を促進、生産性の向上と耕作放棄地の解消を果たし、農業の振興による地域活性化に大きく貢献するものであり、関係各位の強力なご支援を期待している。」と祝辞を述べました。総会では平成27年度の事業計画などが了承されました。