GWが終わり、ほとんどの職場や学校が平常業務に戻りました。連休明けは気の緩みによる事故や失敗を起こしがちですが、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。失敗には必ず伏線になるべき原因があるとする言葉は、江戸時代に書かれた松浦静山の剣術書『剣談』からプロ野球解説者の野村克也さんが引用したことで知られています。今年のGWは出雲大社の賑わいが際立っていました。尾道松江線の全線開通後、初めてとなったこともあって、広島ナンバーはもとより、福山、徳島、神戸からの車の往来が目立ちましたが、意外(?)と松江市街地の混雑は少なく、好天続きであったためかアウトドア系行楽地の人出が多かったのかも知れません。ところで、昨日、「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した最新の「旅行・観光競争力報告書」で、世界141の国や地域中、日本は9位にランクされました。1位はスペインで、フランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、スイス、オーストラリア、イタリアと続き、10位にカナダ、シンガポールが11位、香港13位、中国17位などとなっています。日本は、文化や安全、衛生、交通インフラなどで高い評価を得ており、島根県は訪れる外国人観光客47位を脱するべく、情報発信と外国人受け入れのための観光インフラ整備を急ぐ必要があり、目に見える進捗を期待します。