3月28日、出雲市立光中学校(川上柳逸校長)で閉校式があり、65年の歴史に幕を閉じました。出雲市立光中学校は昭和25年4月に簸川郡西田村ほか2村組合立光中学校として設立され、昭和26年4月に平田町ほか1村組合立光中学校、昭和30年4月に平田市立光中学校、平成17年3月に出雲市立光中学校と校名を変えながら、4958名の卒業生を輩出してきました。昭和30年~40年代には鰐淵鉱山の伯興期でもあり、生徒数が500名を超えるほどでしたが、鉱山閉山後の昭和52年以降、急激に生徒数が減少、近年は全校生徒が50名を割りこむ状況にあり、出雲市教育委員会が平成27年度から出雲市立平田中学校への統合を決定しました。この日は光中学校閉校記念事業実行委員会(荒木国夫委員長)によって「光中学校跡地」の記念碑除幕がされ、閉校式では長岡出雲市長が「時代の流れとは言え、伝統ある光中学校の閉校は残念だ。今日まで光中の運営にご支援いただいた地域の皆様に感謝する」と式辞を述べ、、生徒代表の荒木命さんが「本年、私たちは『光中』の最後の生徒だという意識で、少しでもその名を留めていこうと頑張りました。悔いなき学校生活を送ることが出来たのはご指導いただいた先生や地域の皆様のおかげです。有難うございました。」と挨拶し、校旗が返納されました。式典終了後は全国大会に出場したブラスバンド部の演奏やOBの映画監督錦織良成さんの記念講演、レセプションなどが行われ、最後に、参加した200余名の関係者で校歌を歌って閉校行事を終えました。