1月17日、女流名人のタイトルを5期連続で防衛、クイーン女流名人の称号を持つ出雲市出身の里見香奈さんに、通産10回の女流名人位にあって、同じクイーン女流名人の称号を持つ清水市代女流6段が挑む、第41回女流名人戦5番勝負第1局の前夜祭が、出雲市のニューウェルシティ出雲で開催されました。日本将棋連盟の島朗理事は「体調不良で休んでいた里見女流名人が今年の年初から棋戦に復帰したことは、将棋界にとって大きな意味があります。今回の女流名人戦は、記録と記憶に残る良き対局を期待します。」と挨拶しました。里見女流名人は会場を埋めた後援会関係者などに対し、「長い間、関係者の皆さんに迷惑と心配をかけましたが、静かにやさしく見守ってくれたふるさとの皆さんに心から感謝しています。まだ、体調は万全ではありませんが、目前の対局に全力を尽くすことを心がけて、精一杯頑張ります。」と挨拶し、清水女流6段は「最強の里見さんが復帰され、タイトル戦で対局できることは大きな喜びです。自分も全力でぶつかります。」と応えました。対局は、1月18日午前9時から出雲文化伝承館で行われ、午後1時30分から立会人の北浜健介8段による大盤解説も行われる予定です。