毎日新聞社と埼玉大学社会調査研究センターは、10月中旬から12月初旬にかけて全国の有権者1800人に郵送で時事問題世論調査「日本の世論2014」を実施したところ59%が回答し、2人に1人が戦争の体験談を聞いているとの調査結果を公表した。回答者のうち戦争を体験していない人が85%で、「太平洋戦争を実際に経験した人、もしくは親や祖父母から体験談を直接聞いたことがありますか」と聞いたところ、53%が「聞いたことがある」と回答し、「聞いたことはない」は46%で、年代別では、40代~80歳以上で「ある」が過半数、30代は「ない」が57%、20代は「ない」が60%に上ったとのことで、「誰からどのような体験を聞いたか」を自由に書いてもらう質問には、445件の回答があり、祖父母や父母から戦地経験や空襲、食糧難、疎開体験、日本国外からの引き揚げ体験など多岐にわたる回答があったとしている。太平洋戦争の終戦から70年を迎え、戦争体験の風化が言われているが、学校教育の中では依然として明治期後半から大正、昭和期前半のいわゆる日本の近現代史の位置づけが低いように感じる。言うべきことを言い、正すべきことを正すためにも「味付け」ではない、史実に基づいた歴史教育の深化が必要だと感じる。