11月9日、出雲市小境町の法亀山本性寺(松井宗益住職)で、第11世大山宗益和尚の退山式と第12世大岳宗文和尚の晋山式が行われました。本性寺は臨済宗妙心寺派に属する禅寺で、1701年(元禄14年)に金梁和尚によって開山され、第11世の宗益和尚は昭和48年に無住の本性寺の住職に就任し、以降40年に亘り寺門の再建に尽くされ、自身も本山妙心寺の宗務総長を務めました。現在も佐田町の久光寺の住職を勤める傍らで、京都花園学園の学園長の職にあります。晋山式は寺院に新たな住職が就任する際の儀式で、総代長の梶谷真明さんは「本性寺で住職が生前に交代するのは262年の歴史で初めて」と感慨深い様でした。新たに住職となった第12世大岳宗文和尚は花園大学を卒業後、埼玉県平林寺専門道場などで修業し、平成12年から副住職を務めています。小雨模様のなか、午前10時からの退山式に続いて行われた晋山式は「山門透過」「入堂・晋山」「式典」と進み、本山からの住職辞令の授与、祝語「万歳、万歳、万万歳」で締めくくられました。祝辞を述べた栗原正雄妙心寺派宗務総長は「宗文和尚には檀信徒とともに歩むという意識と半歩前を歩むという姿勢を持って寺門の維持に努めてほしい」と述べました。