男子テニスの世界ランキングで錦織圭選手がトップ5入りを果たし、アジア出身の競技者として史上初めて、119日から16日にロンドンで開催されるATPワールドツアー・ファイナルへの出場を決めました。今シーズンはツアー4勝に加え、全米での準優勝など進境著しい錦織選手は、5月に念願のトップ10入りを果たしてからわずか5ヶ月で歴史を塗り替えました。また、第62回全日本剣道選手権が11月3日、東京・日本武道館で行われ、筑波大3年で21歳5カ月の竹ノ内佑也四段が史上最年少で優勝しました。全日本選手権で学生が優勝したのは川添哲夫さん以来43年ぶりの快挙です。全日本剣道連盟は、東京で開催される来年の世界選手権に向けて選手の強化を進めており、若手の有望選手が全日本合宿に参加し、トップレベルの稽古を重ねています。今年の大会でのベスト4はすべて20歳代の選手で占められたことは、着実に地力を向上させていることが実証されたかたちとなりました。頑張っている若い選手たちの歴史を塗り替える活躍に心から拍手を送ります。