10月13日、出雲市小境町の佐香神社(常松秀紀宮司)で例大祭が執り行われました。佐香神社は国税局から360㍑の酒造免許を付与されており、松江、出雲の税務署や出雲杜氏組合の関係者が神事の終了後に今年の新米で醸した濁酒のお椀を廻し飲みしました。出雲風土記によると、佐香神社は全国からお集まりになった神々が河原に舎屋を建てて酒をつくり、180日間も酒盛りをしたと記されていることもあり、日本酒発祥の地として、また、醸造の神様として古くから酒造りのみならず味噌・醤油製造に携わる人々の信仰も集めています。祭事を終えた常松宮司は「今年は夏の長雨や日照不足もあって酒造米の作柄は低位ですが、杜氏の秀でた技術と神々のご加護で良い酒ができるようお祈りしました」と挨拶しました。台風19号の影響で風雨の中での祭典となりましたが、県内外からの参拝者は振る舞われた「できたて」の薫り高い濁酒を堪能していました。出雲杜氏組合の松本年正組合長によると、松尾様(佐香神社)の祭典が終わると山陰の酒蔵では一斉に新酒の仕込みが始まるとのことです。