10月10日から出雲市大社町の島根県立古代出雲歴史博物館で「修行の聖地 出雲国 浮浪山 鰐淵寺」と題する秋の特別展が開幕しました。この展覧会は、重要文化財に指定されている壬辰年の銘がある白鳳仏の銅像観音菩薩立像をはじめ鰐淵寺に伝わる寺宝や関係する寺院の文化財や文書を展示し、同寺のみならず平安時代から江戸時代に至る出雲地方の歴史にふれる催しとなっています。特に、今回は、従来から重要文化財や重要美術品、県指定文化財などに指定されているものに加え、平成21年度から島根大学が中心にとなって行われてきた学術調査によって、新たに発見された木造神像や木造僧形坐像、鏡像、懸仏、密教法具、などがはじめて紹介されており、島根県では追加の文化財指定等を検討しているとのことです。また、鰐淵寺では平成27年3月20日から3日間、33年に1回とされる本尊の千手観音菩薩薬師如来のご開帳を予定されており、今回はそのプレイベントとなるものであり、会期の11月24日頃には山陰地方随一と言われる朱に染まる紅葉とともに注目を集めることと思われます。