9月29日、9月島根県議会定例会は本会議が開催され、一問一答質問(1日目)が行われました。この日は、中島謙二議員、池田一議員、園山繁議員(自民党議員連盟)、尾村利成議員(共産党議員団)の4人が質疑を行いました。中島議員は、全国学力調査の公表、肝疾患手帳の認定、医療費抑制策、石見の観光誘客などについて、池田議員は、人口減少対策、過疎集落の振興、情報発信、専門高校の定数などについて、尾村議員は、米軍機の訓練、災害対策、原発問題などについて、園山議員は、隠岐航路、宮城全共対策、食などについて、それぞれ知事、関係部局長、教育長の見解を質しました。溝口知事は美保基地での米軍機の離着陸訓練について「国に対して適切な情報提供を求める」とし、地産地消宣言については「現在、地産地消計画を策定中で、宣言については関係者や議会の意向を十分に聞いてから」とやや消極的でした。西山地域振興部長は隠岐汽船について「利用は平成10年の62万人をピークに減少し、平成25年度は42.1万人で、1kmあたりの船賃は45円で他の島嶼地域のフェリーより少し高い。ちなみにJRは1kmあたり17.1円」とし、原健康福祉部長は乳幼児の食物アレルギー出現率について「県内の状況は平成16年の2.4%から平成25年3.6%と上昇傾向」と述べ、藤原教育長は給食の安全食材について「県内産の食材使用は51%で、極力、添加物を排除し、醤油は本醸造を使用」と答弁しました。