9月7日、溝口善兵衛島根県知事が出雲市塩津漁港沖の定置網漁業を視察し、沿岸漁業に従事する漁業者と懇談しました。知事と島根県農林水産部の幹部職員らが漁船に乗り組み、沖合では塩津定置(有)の松村一正社長の説明で水揚げの様子を、岡重幸漁労長によると潮流が早く、水揚げはいまひとつとのことでしたが、埠頭では岸壁に設えられた選別台で手際よくサゴシやシロイカ、アジなどが選り分けられる様子を見学しました。漁労の視察後は、塩津漁村センターでJFしまね平田支所の関係者や佐香漁船部、北浜一本釣会の役員など40人が(生憎、北浜地区は土砂災害を想定した防災訓練と日程が重なったため、十六島湾側からの参加はありませんでした)知事との意見交換を行いました。漁業者からは漁港の安全度を確保するための波浪防止施設の整備や定住や荷捌きの利便向上の見地から半島部の道路整備、魚価対策などの要望意見があり、若い漁業者からは漁業に従事した動機などが述べられました。溝口知事は「従来、豊かさがあると考えられてきた都会の生活が本当にそうなのか、と考える時代の曲がり角に来たように思う。若者が再び農林水産業に支えられる農山漁村で住めるようにすることが、今の政治に求められている課題で、県も市町村や国と力を合わせて、多方面から取り組んでいきたい」と所感を述べました。