8月8日に益田市の島根県立芸術文化センター・グラントワで開催された第55回全日本吹奏楽コンクール島根県大会で、中学校小編成の部にエントリーした出雲市立光中学校吹奏楽部が、金賞・首席の最優秀賞に輝き、8月22日から山口県周南市の周南市文化会館で開催される中国大会への出場を決めました。光中学校の中国大会出場は一昨年に続いて2度目となりますが、最優秀賞の獲得は初めてです。光中学校は昭和25年に西田、鰐淵、北浜の3つの村立中学校が合併して設立され、ピーク時には500人を超える生徒数がありましたが、鰐淵鉱山の閉鎖や沖合底曳漁の不振をはじめとする水産業の衰退などによって昭和50年代後半から急激に生徒数が減少し、ここ数年は全校生徒が50人程度と往時の10分の1となったことから、出雲市教育委員会は27年4月に平田中学校への統合を決めました。『光中学校吹奏楽部』として出場する最後の大会で秀逸な結果を残し、後世に校名を残す快挙はまさに偉業です。生徒の皆さんはもとより、指導にあたってきた顧問の古川由美教諭をはじめ保護者、関係者の皆さんに心からの祝意と敬意を表する次第であり、光中学校吹奏楽部の中国大会での存分の活躍を祈ります。