第96回全国高校野球選手権島根大会は7月26日、松江市営野球場で決勝が行われ、開星高校が大社高校を9-4で下し、3年ぶり9回目の夏の甲子園出場を決めました。ところで、7月27日に石川県立野球場で行われた石川県大会の決勝で、星稜高校が小松大谷高校に9-8のサヨナラ勝ちを収めたことが大きく報じられています。小松大谷の主戦投手が星陵打線を8回まで2安打散発に抑え、8―0の大量リードで誰もが勝利を確信した土壇場の9回に、星陵が打者13人の猛攻で逆転したとあります。島根県大会でも、1回戦で平田高校が9回裏に6点差を逆転し、益田翔陽高校にサヨナラ勝ちした試合があり、大社高校対安来高校の準決勝は、9回表まで4-0で敗色濃厚であった大社が、9回裏に打者一巡の猛攻で同点に追いつき、延長10回サヨナラ勝ちを収めました。また、開星高校対大東高校の準決勝は、両チーム合わせて35安打の乱打戦となり、辛くも12-11のスコアで開星が勝ちましたが、昨夏の準々決勝で1-14のコールド負けを喫した大東の見事なリベンジと見ました。連日、35℃を超える猛暑日の酷しい条件下でも、最後まであきらめずに力を出し切る球児たちのひたむきなプレーは高校野球の大きな魅力です。8月9日に開幕する全国高校野球選手権大会に出場する開星高校野球部の諸君には島根県代表として存分の活躍を期待したいと思います。