能の世界で名高い世阿弥の遺した言葉から転じて、人生の中でノリまくっている時、言いかえると何もかもが上手く行く時を「男どき」、逆にすべてが上手くいかない時を「女どき」と言うそうですが、公益財団法人福岡県地域福祉財団で「出会い・結婚応援事業」のアドバイザーをつとめる山崎雅子さんは「現代の男が変質・弱体化し、メスを誘引する魅力がない。もっと自己を立派に見せるという意識を持たないと人の進化はない。『男どき』など死後の代表だ。」と手厳しい。平成19年から結婚相談や婚活事業を企画・立案し、実践してきた経験を語る山崎さんは「かつての仲人さんは比較的社会経験の浅い20歳代前半のカップルを成婚させてきた事例が多いが、一定の収入を得、いわば擦れている30,40代の未婚者に『齢がいっている』という意識が希薄で、願望ばかりが高く成婚率が上がらない」と初婚年齢が上昇する要因を分析し、さらに「40,50になって女性とまともに付き合ったことがない男性に共通する『デリカシーの無さ』は徹底的に教育しないと改善しない。中高年の未婚を防止するためには『男磨き講座』の実践しか対処法は無い。」「髪型、服装の指導は言うに及ばず、デート先の選定から食事のメニュー、座る場所、食べる順番まで徹底指導しないと、いくら婚活パーティを催しても、カップルまでで終わり。」と指摘する。世の未婚男性諸君の奮起を願う。