5月24日、松江市のホテル宍道湖で平成26年春の叙勲で旭日単光章を受章した前宍道湖漁協組合長の坂本清さんの叙勲祝賀会が盛大に開催されました。坂本さんは昭和16年生まれの73歳。中学を卒業してから農業と宍道湖での漁業に従事し、淡水化で揺れた昭和58年に宍道湖漁協の役員に就任し、平成10年から15年間組合長を務めました。温厚で誰からも慕われる一方で、こと宍道湖のこととなると一変、農林水産大臣や島根県知事を前にしても、一歩も引かない硬骨漢で、中海・宍道湖の淡水化事業の中止を主導しました。出雲市の長岡市長は「国策の国営事業に反対し、中止させた人を所管官庁の農林水産省が推薦して叙勲するのは極めて異例だが、宍道湖の環境を守った業績は、今にして思えばこの人なしには果たせなかっただろう」と述べ、福田正明県議会議員は「淡水化の中止を求めた1万人集会での坂本さんの演説が忘れられない」と挨拶しました。坂本さんは「生きている限り宍道湖に出て、宍道湖を見ていく」と語り、今後も現役漁師を続けるとの決意を述べました。