4月4日、文部科学省は、2015年度から使われる小学校用と一部の高校用教科書の検定結果を発表した。教科書検定は、教科書の出版会社が文部科学省に申請してから約1年余をかけて審査されるのが通例で、今回は小学校139点、高校73点が申請し、210点が合格したと報告されている。とりわけ、領土問題に注目が集まる中、竹島と尖閣諸島については、小学校の社会科で、合格した4社全てが従来の北方領土に加えて、竹島や尖閣問題について記述し、竹島を初めて「日本固有の領土」と明記したものもあったとのことである。また、従来は1社のみだった竹島がすべての教科書または地図のいずれかで「韓国が不法占拠」と記述するなど、「竹島の日」制定から10年が経過して、ようやく僅かな具体的成果が見えたと言えるが、依然として、政府機関に『竹島』を所管する部局は設置されておらず、外交交渉の遡上にのるまでの道筋は遠い。