ロイター通信は、北朝鮮が3月26日未明に日本海に向けて中距離弾道ミサイル2発を発射したと伝え、同時に、韓国軍司令部当局者の「発射されたのはノドン級のミサイルで、平壌の北から発射され、約650キロメートルを飛行し、東海に落ちた」とのコメントを全世界に配信した。日本海を東海に改めたい韓国の国際社会に対するアピールは、竹島や戦時賠償、慰安婦などと同様、徹底し、とても巧妙で見事でもある。「平等・中立」を謳う日本のメディアは、例えば、竹島を取り上げる時には、必ず「竹島(韓国名;独島)」と表記し、日本政府の立場だけではなく韓国政府の動静を伝えるのが常である。近頃、テレビの討論番組に中国や韓国の立場をヒステリックとも思えるほどの勢いで強弁する人がたびたび登場するが、「いったいどこの国の番組だろうか」と嫌悪感を覚えることは少なくない。事実の一部を取り出し、誇張して伝える報道の有様に疑問を感じないではないが、冷静に真実を見極める感性、判断力を持ちたいと思う。