3月13日、松江市のホテル一畑で結核予防の研鑽集会が開催されました。秋篠宮妃紀子さまが聴講される中で行われた「地域における結核対策の推進」をテーマにしたシンポジウムは、(公)結核予防会の内村和広疫学情報室長、厚生労働省結核感染課の梅木和宣課長補佐、(独)松江医療センターの矢野修一副院長、島根県出雲保健所の岸本泰子所長、(一)福島県婦人団体連合会の藤田育美会長の5人が「結核罹患率の地域差と要因」「結核対策の課題と方向性」「最近の結核の特徴」「高齢者施設での結核健診の現状」「中・四国地域の取り組み状況」などについて意見発表しました。徳島県の藤田会長は複十字シールの普及、啓発を通して「結核を制圧する運動に参加できることが幸せ」とスピーチしました。シンポジウムは厚生労働省結核感染症課の正林督章課長(元島根県健康福祉部長)が総評を述べ、終了後には、全国大会の表彰者などが参加したレセプションが開催されました。