神戸市中央区の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターが発表した「STAP細胞」と名付けられた新万能細胞の発見は「生物学の教科書を書き換える成果」と賞賛のコメントが相次いでいる。今回の研究は小保方晴子さんを中心とするグループだが、早稲田大学出身の小保方さんは、08年夏に半年間の予定で米ハーバード大の幹細胞研究の権威、チャールズ・バカンティ教授の研究室に留学し、以後、バカンティ教授の支援で研究成果をとりまとめたとされる。研究室を仕切るわずか30歳の若き女性研究者は「この研究は、今すぐ誰かの役に立つわけではないが、いつか、世界に貢献できるようになりたい。」と述べている。1月29日に世界を駆け抜けたニュースは英BBCをして「興奮するような驚きの発見」と評したが、昨日の鳥取大学は地方、今日は女性と、失礼ながら、相次ぐ『ニッポンの意外な』快挙の連続に心躍る心地がする。