出雲市の出雲大社から北側の山林を抜けると鵜鷺地区があります。日本海に面した鵜峠(うど)と鷺浦(さぎうら)の2つの集落には北前船の風待港として栄えた往時を彷彿させる家並みが残る閑かな漁村です。1800人を数えた人口は過疎化によって現在250人ぐらいとのことですが、元気な高齢者の皆さんが平成17年に「鵜鷺げんきな会」を組織し、藻塩つくりや古民家の保存・活用、カフェや民泊の実施などさまざまな地域活動を繰り広げています。6月にはNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」の取材地にもなりました。高齢化率が50%を超える地域ではありますが、住んでいる人たちの「何とかしたい」という強い意志が感じられる地域で、「鵜鷺げんきな会」は、都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取組を財団法人都市農山漁村交流活性化機構が表彰する第11回オーライ!ニッポン大賞の審査委員会賞を獲得しました。