旧暦の10月17日(11月19日)出雲大社から神官の「お立ち~、お立ち~、お立ち~」の声に送られて神々は出雲大社から松江の佐太神社に移動され、旧暦の10月26日(11月28日)斐川町の万九千神社からそれぞれの国へお帰りになります。出雲に神々がお集まりになる理由は諸説紛々で、「国譲り」神話には、出雲を「幽れたる事」を治める地と定めることになったとあり、神々の母であるイザナミが旧暦10月に出雲で崩御した弔いにお集まりになるとの伝承もあります。出雲地方は、神々をお見送りする神等去出(からさで)神事が終わる頃になると、野山の紅葉は枯れ葉、落ち葉となり、「神等去出さん荒れ」という言葉があるようにこの時期から北西の冷たい季節風が吹き初め、鉛色の空が続く山陰の冬を迎えます。