11月7日,8日、山陰インド協会のインド経済視察団は南インドの東側、ベンガル湾に面するタミル・ナードゥ州の州都チェンナイ (旧名マドラス)を訪問しました。チェンナイは、人口468万人のインド4番目の大都市で、「南インドの玄関口」と言われ、自動車産業や情報技術産業の拠点として発展しており、神奈川県などとの交流をはじめ日本語学校や日本人ロビーが設立されるなど、比較的親日色の強い地域です。ITのソフト関連企業であるニホンテクノロジー本社の視察やABK-AOTS-DOSOKAI(日本人学校)で事業活動の状況聴取、Tamilnadu Centerでは日本語学校の卒業生やJETROチェンナイ事務所の関係者との交流会、宿舎のホテルで訪問団と現地企業の商談会など、多忙かつ濃密な活動となりました。チェンナイはデリーとは気候、民族、言語ともに異なりますが、デリーと同様に、古い歴史の上に高層建築や高速道路、鉄道、地下鉄など、新しいインフラの建設ラッシュで、「インドはこれからの地域」との観を一層強く感じました。11月9日未明、経済視察団はデリーを発ち、帰国の途につきました。