10月8日、第68回国民体育大会は35競技すべてが終了し、東京都調布市の味の素スタジアムで圧倒的な競技得点で男女総合優勝と女子総合優勝を決めた東京都に秋篠宮ご夫妻から天皇杯と皇后杯が授与された。来年の国体は長崎県で開催されるが、10月12日から14日までは東京で第13回障害者スポーツ大会が開催される。東京都の天皇杯得点は3486点で2位の大阪府とは1600点以上の差があり、島根県は575.83点で46位。45位の鳥取県に44点余も離された。近年、ホッケーとなぎなたの得点で40位前後の成績だったから、両競技の不振がモロに出た女子の競技得点の皇后杯は47位の惨敗である。大企業の少ない島根県は他県に比べて成人の競技力が低いから、競技力強化は少年、いわゆる中、高校の部活動が主体である。高校総体は学校単位だが、国体は全県の選抜で、チーム力プラス個の能力も必要だから、強化の拠点となるトレーニングセンターの整備とコーチ、トレーナーなどのスタッフ配置が不可欠だ。ここ数回の五輪で日本がある程度のメダルを獲得するようになった要因の一つがナショナルトレーニングセンターの存在と言われており、島根県のスポーツ競技力向上には「結果オーライ」から目標を掲げた戦略的強化への転換が求められる。