10月6日、出雲大社で「巨木の里曳き」が行われました。大遷宮の年にちなみ、今年3月に古来から遷宮の用材供給地とされてきた出雲市佐田町の吉栗山から杉の丸太3本を切り出す「巨木の切り倒し」に始まり「巨木の切り出し」、神戸川での「巨木の川流し」、出雲大社の境内に「巨木の柱立て」までのイベントは9か月にもおよぶもので、出雲風土記『高層神殿』追体験実行委員会(委員長;三吉庸善島根県木材協会会長)が組織され、この日の「里曳き」は、全国から公募された曳き手など300人が、番内やお囃子を先頭に、台車(木橇)に乗せた直径80cm、長さ17m、重さ約4tの丸太を旧JR大社駅から勢溜まで約1.1kmの神門通を12本のロープで曳きました。3本の杉丸太を出雲大社東神苑に立てる「巨木の柱立て」は、神迎祭に先立つ11月10日に予定されており、いよいよクライマックスを迎えます。