島根県は、国民の歴史文化への関心を高めることを目的として、三重県・奈良県・宮崎県と共同で、古代歴史文化に関する書籍を表彰する「古代歴史文化賞」を創設しました。初めてとなる審査会は9月9日、東京都で開催され、同日、第1回の古代歴史文化賞に都出比呂志さん(大阪府・66才)の「古代国家はいつ成立したか(岩波書店)」が、三重県知事賞に斎藤英喜さん(東京都・58)の「古事記はいかに読まれてきたか<神話>の変貌(吉川弘文館)」、奈良県知事賞に近江俊秀さん(宮城県・47)の「道が語る日本古代史(朝日新聞出版)」、島根県知事賞に関和彦さん(東京都・67)の「古代に行った男ありけり(今井出版)」、宮崎県知事賞に三浦佑之さん(三重県・67)の「古事記を読みなおす(筑摩書房)」が、それぞれ選考したと発表しました。授賞式は、11月17日に東京のよみうりホールで「日本の始まり 出雲・大和・日向・伊勢」とするシンポジウムとバイオリニストの川井郁子さんのコンサートにあわせて行う予定としていますが、せっかくの報道発表の日を、五輪の開催決定や隠岐の世界ジオパーク選定のニュースと重なる9月9日に設定したことは、メディアに取り上げられる可能性についてほとんど顧慮しない広報意識の稚拙さを露呈したもので、関係者に猛省を求めます。