処暑とは、暑さが終わるという意味で、『暦便覧』には「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」とあります。通常は8月22,23日頃となりますが、朝夕に涼しい風が吹きわたるようになり、気持ちの良い時期を迎えます。ただ、昔から二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされており、大雨となることも多い時期でもあります。8月24日早朝には、江津市を中心に浜田市や邑智郡など3時間に200ミリを超える雨が観測され、広範な地域に避難勧告が出されたと報道されました。稔りの秋は直前でもあり、大きな被害とならないことを祈るばかりです。