島根県薬事衛生課は、7月19日、浜田市内の病院から浜田保健所に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者が発生したとの届出があったことを公表した。患者は浜田市内在住の80歳代女性で、虫刺さされの痕が複数箇所あり、発熱や食欲不振、血小板や白血球数減少が認められたため入院し、ウィルス検査によってSFTSと確認されたとのことである。平成23年に中国で初めて特定されたSFTSウイルスによる感染症は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染・発症し、国内では平成25年1月に山口県で確認され、現在までに11県、29例が報告されている。島根県は、マダニの活動が活発になる春から秋にかけて森林、草むら、やぶ等に入る場合には長袖、長ズボンを着用するなど肌の露出を少なくし、吸血中のダニに気付いた際には医療機関での受診をするよう注意喚起を行った。出雲市の北山地域ではシカなどの野生生物に付着するダニによるツツガムシ病や日本紅斑熱などの発症が報告されており、夏休みの野外活動の際には、服装はもちろんのこと、虫よけスプレーの使用など、十分な対応を心がけたい。