6月29日、平田文化館プラタナスホールで乳幼児の保護者を対象にした保育・食育に関する研修会が開催されました。この研修会は平田保育会が前期の保護者研修の一環として定期的に開催しているもので、大妻女子大学家政学部食物学科の川口美喜子教授(前島根大学医学部附属病院臨床栄養部副部長/管理栄養士)が「食べることはすばらしい」の演題で講演しました。川口教授は島根大学医学部附属病院でがん患者の栄養治療に取り組み、4月にテレビで全国放映されました。川口教授は患者や家族の心身の苦痛を和らげる食事を提供したいと試行錯誤するうちに、栄養士には「栄養治療」によって病気を回復させる大きな役割があり、また、乳幼児期の食事こそが健康で丈夫な体をつくる根本としてたくさんのレシピを作り、普及・啓発に奔走されています。県内でも乳幼児の食物アレルギー発症が4.8%程度とされており、参加者は熱心に聴講しました。ただ、前半の保育所紹介と5歳児のステージ活動だけを参観した保護者が多く、残念に思いました。