全日本剣道連盟が実施する6段以上の昇段審査は春と秋に行われます。6段は5段受有者で取得から5年以上、7段は6段受有者で取得から6年以上、8段は7段受有者で取得から7年以上の、それぞれ修業年限を経ることが条件とされ、審査会での合格率は6段が15~18%、7段が10~15%で、8段に至っては1%前後と超難関です。現在、島根県で8段の受有者はわずか2名です。今年の審査は4月30日から京都市立体育館、5月11日から名古屋市枇杷島スポーツセンターでそれぞれ実施され、島根県からは7段に3名、6段に2名が合格しました。うち、出雲市剣道連盟に所属する常松照雅(59)さんが京都で、田儀圭二(37)が名古屋で合格し、ともに7段に昇段しました。常松さんは平成5年に6段に昇段してから20年が経過し「職場を定年退職する前に」と10年ぶりに挑戦したとのことであり、田儀さんは合格者中2番目の若さという快挙です。お2人を含め、合格者の皆さんのますますのご活躍と斯道発展へのご貢献を期待したいと思います。