大相撲の佐渡ヶ嶽部屋所属で西幕下2枚目の琴弥山(本名;中倉幸基、出雲市出身)が、5月25日の取り組みで、東十両13枚目の北はり磨を引き落としで下して4勝3敗となり、2012年5月場所から今場所まで6場所連続の勝ち越しを決め、初土俵から85場所で通算300勝を達成しました。7月生まれで来場所30才になる琴弥山の十両昇進は十両下位力士の星勘定次第という番付運もありますが、場所後の番付編成会議で決定されます。今のところ、幕下優勝の東幕下7枚目の大砂嵐(大嶽部屋;エジプト出身)、東幕下筆頭の青狼(錣山部屋;モンゴル出身)、西幕下筆頭の芳東(玉ノ井部屋;熊本県出身)と琴弥山の4人が有力です。出雲三中を卒業して1999年3月場所で初土俵を踏んだ琴弥山は、元大関琴光喜や振分親方の高見盛などと同期で、2007年5月場所に幕下へ昇格し、現在に至っています。大相撲では、5月場所の番付で隠岐の海が島根県出身として121年ぶりに小結に昇進し、大きな話題になりましたが、出雲市出身で高田川部屋所属の11代式守勘太夫(本名;今岡 英樹、53才 )も三役格行司に昇進しており、25日の土俵で琴弥山が事実上の入れ替え戦を制し、自力で関取を引き寄せたことをとても嬉しく思います。