最近開催されたあるパーティでの出来事でした。開宴前、テープルの上には料理や飲み物が用意されていました。1組の老夫婦らしき2人連れ(80才を超えているように見受けました)、着席するや否や、グラスに飲み物を注ぎ、料理に箸をつけはじめました。やがて、パーティの開宴が告げられ、主催者や来賓の挨拶が始まっても無視。手酌で日本酒を飲み、乾杯用のシャンパングラスはすでに空。果ては、自らが口にした箸で直接オードブルに盛られている料理を摂る、手掴みでフルーツを頬ばる始末。傍若無人と言うか常軌を逸した振る舞いに絶句しました。「節度」は「分別」と同義で、辞書には「行き過ぎのない適当な程度。ほどあい。」とありますが、単なる老醜という領域の範疇ではなく、日本の精神文化の劣化が着実に進んでいるように感じました。