5月10日、1953年以来60年ぶりに国宝の出雲大社本殿の改修が終わり、仮殿に鎮座されていたご神体を本殿に戻す本殿遷座祭が行われました。境内を埋め尽くす1万人を超える崇敬参列者が見守る中、午後7時から行われた祭事は、暗がりの中、神官や氏子総代など約300人が御輿を「絹垣」という白い布で覆ったご神体を本殿に向けて厳かに進められ、「神々しい」という形容がまさに当てはまるものでした。出雲大社の千家尊祐宮司は遷宮の意義について「大遷宮は『蘇り』の儀式であり、大神様のご神力のみならず、古来より継承されてきた匠の技や精神文化を次代に伝えるもの」と述べられています。遷座祭の終了が告げられるとともに一瞬の疾風が吹いた刹那、雨となり、参席者からどよめきが起こりました。11日には奉幣祭、12日からは奉祝祭にあわせてたくさんの奉祝行事が予定されており、出雲大社周辺は全国各地からの参拝者で賑わうことと思います。