3月8日、出雲市立平田文化館プラタナスホールで、出雲杜氏の新酒まつりが開催されました。出雲市在住の杜氏でつくる酒造研究会(会長;松本隆隠岐酒造杜氏)の新酒鑑評会にあわせて開催されるイベントは、本年で3回目となり、150名を超える日本酒愛好家が集まりました。審査員の講評では、今年は昨秋のコメの出来映えがやや堅めで、香りは高いものの、新酒の出来映えにややばらつきが見られるとの評価でした。参加者は杜氏や酒造会社の関係者と酒談義を交わしながら、香り高い簸上酒造、旭日酒造、隠岐酒造、都錦酒造、板倉酒造、酒持田本店、富士酒造、大谷酒造の8つの酒蔵に岩手県の廣田酒造店を加えた9蔵から出品された大吟醸の新酒を利き酒の盃で堪能していました。新酒まつりに先がけて開催された新酒鑑評会では、審査の結果、1席に松本年正杜氏の簸上酒造・玉鋼が選ばれ、4年連続で出雲市長杯を獲得しました。