広島カープで七色の変化球を駆使して活躍した出雲市出身の大野豊氏が日本の野球界で特筆すべき活躍した人だけを顕彰する野球殿堂入りを果たされましたが、同じ出雲市出身で、女流将棋界で、現在、女流名人、女流王将、女流王位、倉敷藤花の4冠にある里見香奈さんに、清水市代女流6段をプレーオフの末に下した上田初美女王が挑む、女流名人位戦5番勝負第1局が開催されるにあたり、前夜祭がニューウェルシティ出雲で開催されました。日本将棋連盟の田中寅彦専務理事は「里見女流名人は奨励会で2段への昇段目前となるなど進境著しいが、強くなり、第一人者として注目される宿命を負うことは辛いことでもある。しかし、新しい道を拓くためにも、上田女王と良き対局をしていただきたい。」などと挨拶しました。対局の実行委員長を務める長岡秀人出雲市長は「上田女王は一昨年、大盤解説のアシスタントとしてお越しいただいた。出雲は里見女流名人の地元だが、アウェーと思わず頑張ってください。」と述べ、会場に集まった将棋ファンや里見香奈後援会の関係者が対局する女流棋士の二人を激励しました。対局は1月14日午前9時から出雲文化伝承館で行われ、午後1時30分から山崎隆之7段による大盤解説も行われます。